ひらめきDiary

未来先取りしてみませんか?ラジオパーソナリティのひらめき日記です。

子供たちに感謝

昨日は、日本語先生のトライの日でした。

 

学習者さんが準備した話題は、びっくりするようなものでした。

 

「大好きなアニメがあります。

 聴きながら、書いてみました。

 この文章を書き換えてみたのですが、この表現は合ってますか?」

 

ここだけ読んだら、ごく普通のテキストで勉強している様子を想像されるかもしれません。しかし、学習者さんが話題にしたアニメは「蟲師」というものだったのです。

 

なんでそんなアニメを知ってるの?と訊ねたところ、インターネットで観ているのだと、日本語と中国語の字幕がついている画面を見せてくれました。

このアニメの世界観が好きで、お母さんと一緒によく観ていたのだそうでした。

数ある日本のアニメの中から「蟲師」とは、驚きでした。

 

私が「蟲師」を知ったのは、アニメ好きな娘が深夜に観ていたのを一緒に観たのが始まりでした。その頃は、3人の子供たちは毎週深夜に一緒にアニメを観ており、それぞれ好みがあり、いろいろ説明してくれました。”FLOW”を知ったのもその頃でした。

 

さて、話を「蟲師」に戻しますが、学習者さんが聴きとった部分は、物語の冒頭で呟かれるナレーションのようなセリフでした。詩的で文学作品のように仕立てられています。その言葉を並べ替えたいというのです。どう伝えてよいか暫く考えた後、日本の中高生に話すような感じで、このアニメの背景やセリフ運びなどについて知っている限りを話し、詩のような作りになっているので、並べ替えないほうがいいことと、言い換えるとしたら、こんな感じかな~と、話し言葉で伝えてみました。

 

そして、とても難しいレベルの題材を選んだことを伝え、日本語能力検定とは切り離して、好きなことから言葉の経験を増やしてくださいと伝えました。

 

この学習者さんは、好奇心が旺盛なので毎週いろんなお題を持ってきますし、どんどん成長していっています。アニメやゲームの話をよくしますが、まさか「蟲師」を持ってくるとは思わなかったので、私もかなり驚いています。

 

そして、私も、子供たちが居なかったら「蟲師」を知ることはなかったわけですし、ゲームやアニメの話はできなかったと思います。

 

無駄にならない経験はないといいますが、今まさにそれを実体験しています。

 

これからも子育てで詰め込んだ引き出しをどんどん開けていくことになるでしょう。

 

心の扉も引き出しも、開けるためにあるのかもしれません。

 

子供たちが、私の引き出しにこっそり蒔いたゆめのたねが、そろそろ芽吹く春を迎えそうです。